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子育てについて

2022/10/17

コウくんはゆっくりマイペースな男の子


幼稚園の年中児、コウくん

彼はいつも笑顔で登園してくる男の子

「おはよう!」と元気に挨拶もしてくれ、友だちへも笑顔を振りまく
とても人なつこい彼は、話していると穏やかで癒される



幼稚園では、毎朝、決まって行う準備がある



登園後、玄関で靴を履き替えると、
自分のクラスのところまで行く


部屋の前の廊下までくると
水筒かけにリュックから水筒を出して掛け、
手拭きタオルをかける


出席シール帳に出席シールを貼り
ノートポケットにシール帳をしまう

部屋の中に入り
リュックと通園帽をロッカーにしまい
リュックから体操ズボンを取り出し
通園服から体操ズボンに着替える
通園服も畳んでしまったら
ようやく好きな遊びを始められる


毎朝のこんなルーティンが
なぜか、コウくんは
他の子どもの何倍もの時間がかかってしまう


他の子どもが3分もかからずにできることに
30分もかかってしまうのは何故だろう?


靴を履き替えてからずっとそばについて声かけすると
早かったりもするのだけれど

何も声かけせずに
他の子ども達と一緒にするのを見ていると
シールを貼るテーブルに肘をつき
友だちの行動を見守るように
ずっとしゃべり続けて
友だちはどんどん遊び始めていく


コウくんは
自分の遅れについては、
何も気づいていない様子


そんなコウくんが
どうしたら時間を意識して行動するようになるのか?


ゆっくりでも遅くても
それは確かに彼自身の問題で
絶対にダメだということではないけれど
それじゃ、コウくん自身の遊ぶ時間がなくなってしまう


そんなコウくんも
集団活動の開始にはぎりぎりセーフで参加する

それは、みんなが片付けをして朝の集いをするために
集まるのを見て、また大人に声をかけられて
なんとか、部屋の中央に集まる時には
他の子どもと一緒に座ることができた


このままでは、年長クラスに進級した時に困るのでは?
そして次は一年生

一年生になると、
チャイムによってみんなと一緒に行動必要がある
その時に困るのでは?


そんな心配が私の中に日に日に大きくなっていきました



コウくんはおしゃべりが大好きな男の子
話しているととても楽しい時間を過ごすことができる


私が朝のシール貼りをしている所で
健康カードの体温や連絡チェックをしていると
いろいろな話題を提供し、話してくれます


大人顔負けの知識があり
聞いているといつまでも楽しめそうです


それは大人に一対一で向き合ってほしい
そんなふうにも思えます


彼には弟が2人います
お母さんは、その弟たちのお世話で
なかなか彼の相手をしてくれないようです


彼はそんな自分の構ってほしい要求を
園での大人との時間に期待していたのかもしれません



一定の時間なら、彼の話を聞いていることはできるけれど
ずっと、というわけにはいかず
彼は、そういう時間をいつも求めていたのかも知れません


彼の要求はできる限り叶えたいと思いました

そして、朝の準備に30分をかけずに
友だちと遊ぶことを楽しめるようにと
彼が自主的に行動できる方法はないかと考えました


これは、私が悩めるママの相談に答えていた
秘密の方法でした

そして、その方法を試したら
なんと!!
その後すぐに、
彼が自主的に
ゆっくりマイペースから
チャキチャキササッと行動できるようになったのです


その方法は次回お話しします


ママだけでなく、
保育所や幼稚園の先生でも
うまく行く方法なのだと
コウくんの行動の変化で実感したお話しです


お楽しみに・・

コウくんはゆっくりマイペースな男の子
コウくんはゆっくりマイペースな男の子

2022/10/09

家族がハッピーになれる魔法の声かけ


ママが離婚しようかなというところまで考えたお悩み
父親にも、子どもにも、納得の解決方法は・・・


3人の子どもと父との関係に悩むママの悩み


今では心理的虐待といわれる
父親からの兄弟間差別
いろいろありながらも
離婚の危機を乗り越え
家族みんなでうまくやっていきたい


そして、ママがついつい子どもに怒鳴ってしまう


そんなママの悩みを解決し
さらにママの願いを叶えるため
私はこんな提案をしました


ひとつ目

夕食時にテレビを見たい父親
食べるのが遅い娘

父親がテレビを見ていても
娘が食事中に叱られずに済む
そのために
食卓の座る位置を考えるように
と伝えました


父親も仕事で疲れて帰宅し
ゆっくりテレビを見るのは
食事の時間だけ

それを我慢してというのも
父親のストレス増加に繋がるし
その分のイライラが子どもに向かうとも限らない


ママはその提案に納得してくれました


ふたつ目

食事中の父親のテレビを見たい気持ちを子どもたちに伝え
食卓の座る位置を子どもたちと
考えたいと提案すること


みっつ目

子どもたちに伝えるとき
必ず一人ひとりに話すこと


また、
話すのは、お互いに穏やかに話ができる
落ち着いた時間のあるとき


そして、必ず
「ちょっといい?」と
子どもの都合を尋ねて
「いいよ」という返事がもらえたら
2人だけで向き合って話せる場所で話し始める


テレビを見たいお父さんの気持ちを大切にしてあげたいと思うんだけど、
テレビが気になって食べるのが遅くなるのはよくないから
食べながらテレビを見られないように座る位置を替えるのはどうかと思うけど、あなたはどう思う?


そんなふうに子どもに話してみて
子どもに考えてもらい
考えて出してきた子どもの意見は
必ず 「わかった」
と答え、その意見を尊重し
実際にやってみる


と、提案の仕方を伝えました


そして次のことも付け加えました


「その方法を実践してみて
1週間したらまた様子を知らせてください」



すると、1週間後、そのママからまた電話が入りました


「先生に言われたとおりにしてみたんです。そしたら、うまくいきました。今、いい感じで毎日過ごしてます。ほんとにありがとうございました。」


離婚まで考えた夫婦が、
虐待になりそうだった親子が、
気丈なママの悩みが、
うまく解決したことを
私も心から嬉しく一緒に喜びました



この方法で
困難を乗り越えたという話を聞き、
他にも困っているママがいたら、
ぜひ解決に結びつけてほしい
そのお手伝いがしたい


そんなふうに考えています。


もしも、今あなたが
子育てで困っていたら
一度お話しを聞かせてください


お待ちしています

家族がハッピーになれる魔法の声かけ
家族がハッピーになれる魔法の声かけ

2022/10/04

みんなが大切にされてると思える解決方法


兄弟間差別、そして離婚の危機
なんとか、家族みんながうまくやっていきたい。


そんなママの願いは、解決できるでしょうか。


3人の個性豊かな子どもは、もちろんどの家庭にも見られるきょうだいげんかもありました。

ママは仕事から帰ってきて、バタバタと夕飯の準備をしながら、子どもにいろいろなことを指示する毎日だったのですが、父親は、こんなことも言っていたそうです。

「仕事から家の近くまで戻ってきたら、家の中からお前(母親)の怒鳴る声が道路まで聞こえてくる。」
「子どもを叱るその声を聞くと、仕事で疲れて帰ってきてるのに、余計にしんどくなる。」


まさか、少し離れた道路まで聞こえているとは・・
父親からそう言われて、ハッとしたそうです。
確かに、父親の行動に対して、改めて欲しいと思うことはあるけれど、自身も気をつけなくては・・と反省したとのことでした。

子どもの行動を変えるために、ママはいろいろなことを整えようとしていました。
例えば、食事の間は、テレビを消して食べることに集中させたい・・だから、父親にもその話をしたのです。
しかし、父親は、食事の時くらいしか、ゆっくりと座れる時間がないのだから、その時間にはテレビを見たい・・と、ママの提案を受け入れませんでした。
テレビをつけたままの夕飯は、次女が食事に集中できず食べ終わるのが遅くなり、父親から「食べるのが遅い!」と叱られてしまいます。
それを避けたくて、食事中のテレビを消そうと提案したのですが、父親に断られ、その件についてもなんとかならないか・・と、相談されました。


疲れて帰ってきて、テレビを見ながらご飯を食べる。
これは父親の幸せなひと時。
それを奪うのも、ちょっと心苦しい。

お話を聞いていて、私はそう感じました。
確かに、テレビを消して家族団欒の対話がある方が理想的です。
でも、父親にも楽しみの時間が大切だと思ったのです。


したいことを我慢していると、イライラがつのり、子どもに辛く当たってしまうということも考えられたので、父親にも穏やかでいてもらうためには、テレビを見ながら食事をしてもらった方がいいと思ったのでした。


父親が、子どもに穏やかに公平に関わるようになるために、
父親が食事中にテレビを見ながらでも、子どもの食事が進むために、
子どもたちがママからあれこれ指示されなくても行動できるように


私は話をお聞きしながら考えたことを提案させてもらいました。


その提案は、子どもを尊敬した声かけに始まり、母の提案に子どもが合意してくれるように、1対1で話をすること・・・


その詳しい内容については、次にお話ししますね。

みんなが大切にされてると思える解決方法
みんなが大切にされてると思える解決方法

2022/09/30

いつも元気で気丈なママの悩み事

ある日の電話相談から・・



私のところに、一本の電話相談が入りました。

「困ったことがあるのですが、こちらで、相談させてもらってもいいですか?」

「はい、どんなことでしょう?」



この方には3人のお子さんがいらっしゃいました。
相談事は、その2番目のお子さんと父親の関係についてでした。

この家庭は、小学4年生の長女、2年生の次女、年長の三女と
父、母(相談者ご本人)、父方祖母の6人暮らし。

長女、3女はテキパキとしていて、次女は他の2人と違って、
行動がゆっくりとしているという特徴があるとのこと。

父は、3人の娘に対して、同じように接している訳ではなく、
次女に対してだけ、きつく当たるので
同じ子どもなのに、どうして?と
そばで見ているママは、次女がかわいそうで、辛いと話されました。


確かに他の2人とは違って、1人だけ、食事もゆっくりだし
早く食べなさいと声かけされることも多かったということでした。
でも、だからと言って、父親が食事に出されたお皿から
1番目と3番目の子どもには、好きなものをあげて、
2番目にはあげないとういうようなことを、
本人の目の前で行うことがあり得ないと、
ママはそばで見て感じていました。

家庭内で兄弟間の対応に差をつけるのは、
『虐待』と言われています。
ママは、学校や幼稚園の講演会などで聞いてきたこの情報を
直接父に伝えました。

「そういう行為は、今は『虐待』と言うのよ。」


けれども、父は全く耳を貸そうとはせず
「他の子と同じようにできない子どもが悪い」
そう返したそうです。

父親は、「次女を連れて実家に帰れ」と言ったこともあり
ママはこの次女だけを連れて家を出ようとも考えたようです。
また、3人の娘を連れ離婚しようかとも考えたそうです。


でも、友だちとの関係もあるし
子どもたちは住み慣れたこの街を離れたくないだろう
子どもの気持ちを考えると
決断できなかったのでしょう。


そこで、なんとかしたいという思いから、電話での相談に至ったとのことでした。


親による兄弟間の差別的な対応は、表面化していないのであまり知られていないようですが、
子どもと性格が合わない、可愛いと思えない、同じようにしているつもりでも、かなり違った対応をしているということは、実は結構あるのです。


その理由は、その人によって違うので、一般的にこうだということはできないけれど
どうしても1人目だけは好きに慣れない、2番目の子どもがすることに腹が立つ・・
など、親としての最低限の役割は果たす(衣、食、住の提供)けれども、
気持ちの面での関係構築が不十分な状況が見られる家庭が見受けられます。

同じことをしても、叱られる子どもと、そうでない子ども
食事の量に差をつける、買い与えるおもちゃに差をつける・・
そんな環境下で育つ子どもは、一体どんなふうに感じているんでしょう・・
実際にこれまでの保育士勤務の中で出会った母親から
そういう話を聞いては、その気持ちの理解が難しいと感じていました。


でも今回は、私に相談したいという気持ちで電話してきて下さったので、さらに詳しいことを聞かせてもらいました。


そして、私はこの家庭にぴったりだと思う解決方法を提案することにしました。


その具体的な方法については、次回お伝えします。
お楽しみに・・・。


いつも元気で気丈なママの悩み事
いつも元気で気丈なママの悩み事

2022/09/19

ママの対応が変わったら、子どもの姿が変わった!!③

「ママの言うことを聞きなさい!」だけでは、伝わらないということ
前回お話ししたのですが、あなたのおうちではどうでしょう。


どんなに子どものことを思っていても、相手に伝わっていなければ
無駄になってしまいます。



ご相談をしてくださったママに、前回のアドバイスをしたことで
この親子は、どんなふうに変わっていったでしょう。



他にも相談ごとがありました。



パパが単身赴任になって、
ママと娘二人の生活が始まりしばらく経ちました。
特に何もないある時、姉が通りすがりに、
意図的ではないように、ぶつかっていきました。



その様子を見ていたママは、
今はわざとぶつかったなぁ・・と感じたのですが、
姉は”わざとじゃないフリをしている”ということにも気付きました。



「なんで、わざとじゃないフリをしてぶつかるんだろう?」
そう感じたママは、意地悪な姉として、
長女に対してマイナスイメージを持っているようです。



相談を受けた私は、
妹への嫉妬や妬みが原因じゃないかなと、
お話ししました。



第一子として生まれた姉、末っ子の妹。
妹は下だから、ヨシヨシ。
姉はしっかりして‼︎
お姉ちゃんなんだから‼︎
妹はまだちっちゃいから。



言葉の裏には姉に対する期待が含まれているけれど、
「お姉ちゃんなんだからしっかりして!」の
言葉だけで、子どもにママの期待が伝わるでしょうか⁉︎
親の期待や愛情表現を振り返ることが必要なのでは?



親としての思いや期待は、どんな親でも必ず持っています。
子どもに対する愛情と期待があるから、
子どものことを見守ったり、応援したり支えることができるのです。



そこで、このお話を聞かせてもらった私は、
「ペアレントトレーニング」と「ママコーチング」で学んだことと
私がこれまでの経験の中で、
これは絶対に効果的という㊙️の方法を付け加えて、
「1週間この方法でやってみてね」
とお伝えしました。



そして1週間後、「どうですか?」と連絡して尋ねてみました。



すると、「ちゃんと言われた通りの方法でやってみたらいい感じです!!」とのお返事でした。



そして、1ヶ月後、直接お会いしてお話しする日が来ました。



そこで聞いたのは、「先生!言われたとおりにして、㊙️の方法も毎日ちゃんとしてたら、怒鳴らなくていられるようになりました!そして気がついたら、もう1ヶ月の間一度も怒鳴ってないんです!!自分でも驚いています!!」という言葉でした。



そして、それまでは姉が妹に対して、意地悪だなと思っていた姿も
ママが怒鳴らないように努力している姿を見たからか、
それともママに怒鳴られないようになって気持ちが穏やかになったからか、
姉が妹にわざとぶつかっていくようなこともなくなり
ケンカになりそうだな・・と思って見ていると、
姉がすっと、その場を離れて別の部屋に移動し、
しばらくするとクールダウンし穏やかになった姉が戻ってくるという
そんな素敵な姿が見られるようになりましたとのこと。



本当に驚きでした!!



1週間頑張れば、それが習慣になります。
そうしたら、あとは頑張らなくても続きます。
そう言った言葉に素直に応じてくれたことで、
見事に変化したママと娘のお話でした!!



㊙️の方法ってなんだろう?



そう思われましたか?



知りたいですよね。



でも、それはほんとに簡単なこと。
と言っても、実は自分がされていないと、なかなかできないことかもしれません。



㊙️の方法、それは、1日に一度、必ずハグするということ。



私も長女として生まれてきたので、ハグしてもらったという記憶がないんですよね。
でも、ハグされることで、愛されている感じを実感してもらうには
1番早くて簡単なことなんです。



初めは照れくさくてポーズだけになっちゃうかもしれません。
でもそれでいいんです。
1週間続ければ、習慣になりますから。



そして、忘れないように、1日の生活の中で絶対やることにセットして実行することです。
朝起きて服を着た後、朝ごはんや晩ご飯の前や後など、必ずやることにくっつけていれば
忘れることはありません。



どのタイミングでハグするかは、ご自分の生活の流れの中で実行しやすい時を選んでください。
そして、できたらカレンダーに印をつけたりして、自分でも確認できるようにして
ゴールを目指して、1日1日の達成感を味わいながら続けていきます。



今回のご相談をしてくださったママも、ママの思いを伝え、子どもの意見を聞き
そして、1日一度のハグを繰り返した結果、怒鳴らな句なり、気持ちが穏やかになるとともに
長女が優しくなって、ママに「お膝に座ってもいい?」と甘えられるようになったとのこと。



ママが本気で子どもとのいい関係を築きたいと思えば、たった7日間でママが変わり、子どもも変わって、素敵な親子関係ができました。



こんなお話を何人ものママから聞かせてもらうと、私もめちゃくちゃ嬉しくなります!!



今、お子様との関係で悩んでいる方がいらっしゃれば一緒に考えさせて欲しいと思います。

お気軽にご相談くださいね。

お待ちしてます!!

ママの対応が変わったら、子どもの姿が変わった!!③
ママの対応が変わったら、子どもの姿が変わった!!③

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